2019年10月10日木曜日

初心者がチームに定着するにはどうしたらいいか



メンバーのチームの定着は運営側にとって永遠の課題ですよね。

前のコラムでは、初心者を集めるまでの方法を伝えてみましたが、
実は、ここからが難しい問題なんです。


以前のコラムを見ていない方はこちらから


イベントの成功は集客が8割といわれますが、
チーム運営の成功はメンバーの定着が8割だと思っています。

メンバーが定着せずに、毎回新規の方がいるチームというのも出来なくはないですが、
毎回イベントのようになり、運営側は消耗してしまいます。

その中でも特に、定着しづらい初心者の方に焦点を当てて、定着について考えてみたいと思います。
(なぜ、初心者に焦点を当てるのか?という質問はまた後日コラムを作成しようと思います)

●良き指導者、良き仲間、良きライバル
●欲求を満たしているか(マズローの5段階欲求)
●成長感、自己効力感はあるか

べたな話ですが、
初心者が上達するために必要なステークホルダーとしては
●良き指導者、良き仲間、良きライバル
です
なぜ上達する必要があるかというと、ある程度のプレーができるようにならないとバレーが楽しくないですし、
楽しくないと定着しないからです。

良き指導者・・・これはチーム内で教えられる余裕がある人がやってくれるかもしれません
良き仲間・・・これはチームの雰囲気にもよりますが、たいていの場合悪い人は少ないと思います
良きライバル・・・これが一番の課題です。同じくらいのレベルの(できれば同じくらいの年代)のメンバーがいることで、
お互いに刺激し合って上達することができます。

ライバルがいないと、どうなるか、、、、劣等感を感じて辞めてしまいます。

なので、初心者のライバルとなる人を入れるべく、常に初心者を募集したほうが良いと思います。

●欲求を満たしているか(マズローの5段階欲求)
有名なマズローの5段階欲求ですが、
下から、生理的欲求、安全欲求、社会的欲求(帰属欲求)、承認欲求(尊厳欲求)、自己実現欲求です。
チームに所属すれば、社会的欲求までは満たされるかもしれません。
承認欲求はどうか?初心者に対して尊敬や敬意の念を持てるメンバーやチームの雰囲気があれば満たされるかもしれませんが、
これはチームの代表がある程度調整をしていかないと難しいかもしれませんね。
自己実現欲求は更に難しいです。チームメンバーにめちゃくちゃフォームが綺麗でうまい人がいると、自分もああなりたいと思うと思いますが、
経験値がかけ離れているとこの欲求も満たされることなく終わります。
出来るだけ、メンバーのレベルは高すぎない方が良いと思うのはこういう点からです。

●成長感、自己効力感はあるか?
初心者で入って間もないころは、すぐにうまくなるので、成長感を感じられますが、ある程度のところで急に
成長が感じられなくなります。だからといって、経験者と同じだけうまくなったかというとそうではないレベル。
そんなときが長く続きます。
自分のプレーでチームに貢献することも出来ず、成長している実感もないそんなときに辞めたくなります。
チームとしてやることは、成長の見える化です。スキルなどをスモールステップに分けたり、他者からこまめにフィードバックをもらう事で、
この暗黒時代から抜け出すことができるのではないでしょうか

とはいっても、これらすべてを実行するのってかなり大変なので、取り掛かりやすいものからやってみるのが良います。

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